新聞折込は誰に届く?中国地方の購読率と年代データで考える

折込チラシを検討するとき、いちばん気になるのは「そもそも、うちの地域で新聞ってどれくらい読まれているの?」という点ではないでしょうか。チラシは新聞に挟まって届くものですから、新聞を取っている世帯が多いほど効果が出やすい、というのは間違いありません。

ここでは公的な調査データをもとに、広島をはじめとした中国地方の新聞購読の実態と、どんな世代に届きやすいのかを、現場の感覚も交えて整理してみます。チラシをまくか、ポスティングにするか迷っている方の判断材料になれば幸いです。

まず見るべきは「世帯あたりの部数」

新聞の普及度を見るとき、いちばん分かりやすいのが1世帯あたり何部とっているかという数字です。たとえば「0.46」なら、ざっくり100世帯のうち46世帯が新聞をとっているイメージで読めます(厳密には複数紙をとる家庭もあるので目安ですが、感覚をつかむには十分です)。

日本新聞協会の調査(2025年10月)による全国と中国地方5県の数字がこちらです。

中国地方5県の新聞普及度(1世帯あたり部数)
エリア 1世帯あたり部数 世帯数
全国(参考)0.42約5,896万
鳥取県0.66約23.7万
島根県0.73約28.7万
岡山県0.44約84.6万
広島県0.46約130.0万
山口県0.49約64.2万

出典:日本新聞協会「日刊紙の都道府県別発行部数と普及度」(2025年10月、新聞協会経営業務部調べ)。世帯数は2025年1月1日現在の住民基本台帳による。

広島県は0.46。全国平均の0.42を少し上回る水準です。県内では約46%の世帯が新聞をとっている、という見方ができます。鳥取・島根が0.6〜0.7台と高いのは、人口に占める高齢世帯の割合が高い地域ほど購読率も上がりやすい、という全国的な傾向どおりの数字です。他県と比べてみたい方は、下のボタンから全国47都道府県の数字を確認できます。

県の数字はあくまで「平均」です 上の表は県単位ですが、現場の感覚では折込チラシの効果は市や地区の単位で大きく変わります。広島県全体は46%でも、高齢世帯が多い市・地区では市単位で50%を超えるエリアも珍しくありません。経験上、購読率が50%を超えるエリアでは、折込チラシは非常に高い認知度を発揮します。逆に新興住宅地や単身者の多いエリアでは平均より低くなりがちです。「どの地区にまくか」で結果はかなり変わる、と考えておくのが現実的です。

もうひとつの軸は「年代」

地域と並んで効果を大きく左右するのが、届けたい相手の年代です。新聞をとっているかどうかは、年齢によってはっきり差が出ます。

新聞通信調査会の調査では、月ぎめで新聞をとっている人の割合が年代別に出ています。最新(2025年度)の数字を抜き出すと、傾向がよく分かります。

年代別 月ぎめ新聞購読率(2025年度)
年代 購読率の目安
18〜19歳27.0%
20代28.3%
30代24.5%
40代27.4%
50代43.8%
60代60.3%
70歳以上78.3%

出典:新聞通信調査会「メディアに関する全国世論調査」(2025年度)の年代別データより。

はっきり線が引けるのが50代の前後です。50代で4割を超え、60代で6割、70歳以上では約8割。一方で40代以下はおおむね2〜3割にとどまります。

つまり、40代以下の層に直接届けたいなら、新聞折込だけでは届きにくくなってきているのが正直なところです。若い子育て世帯や単身世帯がメインターゲットの場合は、ポスティングへの切り替えや併用を検討したほうが効果的なケースが多くなります。

ただし「若い世帯に全く届かない」わけではない

ここで一点、見落とされがちな現場のポイントがあります。上の表は「個人」の購読率ですが、新聞は世帯単位でとるものです。

たとえば30代の夫婦と、同居している親(60代以上)がいる世帯を考えてみてください。本人たちが新聞に関心がなくても、家族に60歳以上が1人いれば、その家が新聞をとっている確率は一気に上がります。そして届いた新聞・チラシは、家族みんなの目に触れます。

ですから「40代以下=折込が完全に無意味」ということではありません。三世代同居やご両親と近居が多い地域では、折込チラシが若い世帯にも回り込んで届く、ということは現場でよく起こります。中国地方はこうした同居・近居の文化が比較的残っているエリアでもあります。

結局、折込とポスティングどちらがいいのか

ここまでをまとめると、判断の軸はシンプルです。

とはいえ、これはあくまで一般論です。実際には業種・ターゲット・配布したいエリアの組み合わせで最適解は変わります。同じ広島市内でも、地区によって購読率も世帯構成もかなり違います。

エリアごとの折込部数は販売店単位で決まります 新聞折込は行政区域(◯丁目)ではなく、新聞販売店の担当エリア単位で部数が決まります。「この町内だけ」という細かい指定が難しいこともあり、ここは少し専門的です。中国地方のエリア別の折込部数は、中国新聞サービスセンターの公式資料でも確認できます。中国新聞サービスセンター 折込資料はこちら。具体的にどのエリアに何部まけるかは、ご相談いただければお調べします。

「うちの商品・サービスは折込とポスティング、どちらが向いている?」「このエリアは何部くらいまける?」といったご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。地域と業種をお聞きすれば、無理に折込をおすすめするのではなく、いちばん効果が出そうな方法を一緒に考えます。

ご相談・お見積りは無料です。お気軽にどうぞ。

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