用紙もインクも値上がりしていますが、価格は据え置きます

最近、お客様からこう聞かれることが増えました。「そちらは値上げしないんですか?」

ここ数年、印刷まわりの値上げのニュースが続いています。用紙が上がった、インクが上がった、と。実際、そうした理由で他社さんからお切り替えのご相談をいただくケースも多くあります。

だからこそ、次に来る質問はいつも同じです。「で、おたくはいつ上げるんですか?」

先に結論からお伝えします。今のところ、値上げの予定はありません。

なぜかというと、計算してみたからです

「企業努力です」と言うのは簡単なのですが、それだと何も言っていないのと同じだと思うので、実際の数字をお話しします。

インク代、刷版代、用紙代——確かに、どれも一定の値上がりをしています。これは間違いありません。仕入れの現場にいると、はっきり実感します。

ただ、それらを全部合わせて、売上に対する原価率の上昇がどれくらいだったのかを計算してみたところ、2.4%程度でした。

正直、思ったより小さい数字でした。ニュースで見聞きする印象からすると、もっと重くのしかかっているような気がしていたからです。

ポイント 2.4%は決して無視できる数字ではありません。ですが、これを理由にお客様の価格を上げるほどのものではない、というのが弊社の判断です。

他社さんの値上げを否定するつもりは、まったくありません

ここは誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、同業の中には10%前後の値上げをされているところもあると聞きます。

それについて、弊社が何か申し上げる立場にはありません。

会社によって、持っている設備も、扱っている仕事の構成も、原価のかかり方もまったく違います。大きな印刷機を回している会社と、弊社のような体制とでは、同じ「用紙が上がった」でも影響の出方が全然違うはずです。だから、うちが2.4%だったからといって、他社さんもそうだとは言えません。

それに——適正な価格でお仕事を受けるというのは、本来とても健全なことだと思っています。

長く安く受けすぎてきた結果、無理が出ている。だから正常な水準に戻す。そういう判断があったとしても、それはむしろ真っ当な経営だと感じます。安さだけを競い合って、どこかが潰れるまでやり合うほうが、業界にとっても、お客様にとっても、いいことではないはずです。

弊社が上げないのは、上げなくても回る仕組みを作ってきたからです

では弊社はなぜ据え置けるのか。

理由はシンプルで、最初から今の価格で成り立つように組み立ててきたからです。

ネットからのご注文を前提にして、営業が何度も足を運ぶ前提の見積もりにしていない。工程に無駄を持たせていない。そのぶん、お客様には価格でお返しできる。

つまり、値上げを我慢して耐えているわけではないんです。もともとそういう作りにしてある、というだけの話です。

とはいえ、「安いだけ」の会社になるつもりもありません

最後に、少し個人的なことを書かせてください。

私たちは長いこと、給料の上がらない時代を生きてきました。だからでしょうか、「モノの値段が上がること=悪いこと」というイメージが、どこか染みついている気がします。

でも本当は、そうとも限らないのだと思います。

たとえばディズニーランドは、入園料を上げ続けています。それでも人は行く。値段を上げて、そのぶんお客様に満足していただく。そういう考え方ができる会社が、これからのインフレの時代を乗り切っていくのだろうと感じています。

弊社も、ただ安いだけの会社になるつもりはありません。

今は据え置けるから据え置く。ですがそれは「安さだけが取り柄」という意味ではなく、価格に見合った——できればそれ以上の——仕事をお返ししたいと思っているからです。もし将来、その価値を高めるために価格を見直す日が来たとしたら、そのときは正直にご説明します。

いずれにしても、理由もなく上げることはしませんし、理由がないのに上げないふりをすることもしません。

用紙やインクの値上がりでお困りでしたら、一度ご相談ください。弊社の価格は、ウェブサイトにそのまま出しています。

ご相談・お見積りは無料です。お気軽にどうぞ。

← お役立ち情報の一覧へ戻る